4/10に韓国で話題になったこちらのツイート。
要約すると「日本に行かれる方、画像右の4種類のEVEが麻薬類に分類され(韓国の)空港税関で引っかかるので買わないように」というもの。
これをうけて大手メディアの연합뉴스なども以下のような記事を出しました。
↓연합뉴스「日本ショッピング必須アイテム『イブ鎮痛剤』持って来れない…『大量購入時には処罰も』」

↓아시아투데이「日本で買った鎮痛剤、税関にかかりました…麻薬類成分のせい」

↓韓国でのニュース動画:YTN「日本の人気鎮痛剤’イブ’、韓国持ち込み禁止…”麻薬類成分含有”」
記事によると、EVE(市販5種中4種)などの痛み止めの中に含まれる「アリルイソプロピルアセチル尿素(알릴이소프로필아세틸우레아、알릴이소프로필아세틸요소)」という成分が今月はじめから韓国の税関で持ち込みの禁止対象になったということです。
持ち込み禁止に該当する主な痛み止めについてはこちら
ネット上には「ドンキホーテで買ったEVEが韓国に帰国の際に検疫で引っかかり、経緯書を書き返却・廃棄処分を受けた。違反記録が残るので要注意」という文も。
該当する禁止品を持ち込んだ場合は、韓国の税関にて調査を受けることになり、さらに関連法によって処罰を受ける可能性があると韓国税関庁が明かしました。
旅行などで韓国に入国する日本人ももちろん同様です。
該当するEVEなど痛み止めを服用している人は、韓国に行く際は代用できる薬を持っていくことになります。医師や薬剤師と相談の上、代用する薬を探してください。また、韓国の薬局(약국)で薬剤師(약사)と相談しながら現地で薬を調達することも可能です。
アリルイソプロピルアセチル尿素が入っている・入っていない痛み止めを下にまとめたので参考にしてください。
アリルイソプロピルアセチル尿素とは
アリルイソプロピルアセチル尿素とは、痛みやいらつきを抑える鎮痛成分のことです。痛み止めの多くに使われています。眠気があらわれることがあるというのが特徴の一つで、服用後の運転操作や高所での作業は控えるよう案内されています。なので、この成分を使わないことで「眠くなりにくい」と宣伝している痛み止めも多いです。
参考サイト↓
なぜ持ち込みが禁止に?
韓国税関庁によると、近年外国で販売されている風邪薬や鎮痛剤を国内に持ち込み、麻薬の代用品として悪用したケースが増加しているとのこと。その取り締まりを強化すべく、今回アリルイソプロピルアセチル尿素が麻薬類成分に分類され規制の対象になりました。
EVEは日本旅行の「必須お土産アイテム」
EVEは韓国でも効果やコスパが良いと有名で、日本旅行のお土産の「필수템(必須アイテム)」として有名です。そのため今回の情報が韓国でかなり話題になっています。
渡韓組も要注意!該当品は韓国に持って行けません。
上に書いたように、アリルイソプロピルアセチル尿素が入っているEVEなどの鎮痛剤を韓国に持って入国することが禁止されます。頭痛や生理痛などで鎮痛剤を服用される方は、当成分が入っていない薬を持っていくことになります。
たとえ持っていってしまい空港でスルーされたとしても、韓国国内に滞在中に見つかれば問題になりえます。「どうせ税関でバレないだろうから持っていこう」という考えはしないように。
該当する鎮痛剤を使っている方は、渡韓する際は医師や薬剤師と相談して代用できる物を持参するようにしましょう。
アリルイソプロピルアセチル尿素が入っている痛み止め

「アリルイソプロピルアセチル尿素」が入っている(=韓国に持ち入れない)主な鎮痛剤は以下の通りです。特にイブは現在市販されている5種類のうち「イブスリーショット」を除く4種類が該当してしまいます。
アリルイソプロピルアセチル尿素が入っていない痛み止め
「アリルイソプロピルアセチル尿素」が入っていない主な鎮痛剤は以下の通りです。

情報について
情報の正確性については細心の注意を払っていますが、医薬品の使用の前は必ずご自身で成分や用法を確認し、専門家の相談を受けご自身の判断下で使用するようにしてください。また、情報は2025年4月現在のものです。最新の情報を確認するようにしてください。