NAVERマップを制するものは韓国旅行を制する！！！
韓国旅行で必ず必要になる「NAVERマップ」の基本的な使い方や、意外と知られていない便利機能について徹底解説します。
NAVERマップとは。なぜGoogleマップが使えない？
NAVERマップ
韓国で最大手の検索エンジン・ポータルサイトNAVERが提供する無料の地図機能。
Googleマップが韓国で使えない理由
完全に使えないわけでは無いですが、韓国でGoogleマップはほとんど使えません。例えばルート案内は公共交通案内のみで徒歩や車の場合は表示されません。また主要観光地が検索で出てこないことも多々あります。
これは韓国政府が保安上の理由により高精度地図データを海外企業に提供することを法律で厳しく制限していることが理由です。
また、Googleが韓国国内にデータサーバーを置けば日本でのように高品質の地図を提供できるようになりますが、Google側がそれを拒否している状況です。理由は、韓国国内に拠点のデータサーバを置けば巨額の税金を払う必要があることや、日本やフランスなど他の国々も同様の要請をする可能性を懸念していることが挙げられます。（→参考記事）
基本の操作方法
拡大：二本指で広げる
縮小：二本指で狭める
立体⇆平面：二本指を同時に上下に動かす
出発：出発地に設定する
到着：目的地に設定する
①〜⑨：地下鉄の号線番号を示す。色でも区別されている
ルート検索するときは、出発地と到着地を設定します。現在地から出発するときは到着地のみの設定でOKです。
ログインでリスト保存できる！
NAVERアカウントを作ってマップでログインすると、自分のお気に入りスポットや行きたい場所をリストにまとめて保存することができます。通常の地図機能はログインせずとも使えます。
便利機能①：乗り換え・降車”最短”ルート案内
NAVERマップには「駅構内の移動を最短になる電車の乗車位置」を教えてくれる빠른 환승/하차（早い乗り換え／下車）機能があります。
みなさん、ソウル地下鉄の乗車ドアの足元にこのような番号があるのをご存知でしたか？
何も考えずに先頭車両に乗って、降りたらホームの反対の端まで歩かなければいけないという経験が誰しもあると思います。
それを防止してくれるのがこの機能。
駅名の下に乗るべきドア番号が書かれているので、電車に乗る時にホームに着いたらそのドアに近いところから乗りましょう。
乗り換えがなくても、地下鉄を使う場合はこの機能が活躍します。
電車から降りて目的地に近い出口に向かうまでの最短の距離を教えてくれるのが「早い下車（빠른 하차）」機能です。
便利機能②：ミシュランなど美食認定店を検索できる
政府やミシュランが味やサービスを認めたお店があり、食堂に行って入り口のドアにこれらのマークがあったら「맛집（マッチプ＝おいしいお店）」である可能性が高いです！
NAVERマップで店舗ページを見ると、認定を受けたお店は店名の下に表記があります。美味しいご飯屋さんを探す方法の一つとして活用してください。
便利機能③：リアルタイム中継を見れる
主要な幹線道路の中継映像を見る機能もNAVERマップにあります！監視カメラの映像を配信している形です。
▼まず、ホーム画面の右上にあるボタン（緑の丸）を押します。
▼CCTV（監視カメラのこと）をタップします。
▼すると視聴可能な監視カメラのマークが表示されるので、どれか１つをタップします。
▼場所の名前が表示されるのでそれをタップします。
▼監視カメラの生中継が表示されます。
便利機能④：バス停のIDを確認できる
私がよく使っている便利機能。
韓国はバス停の１つ１つにIDが割り当てられ、それがNAVERマップにも反映されています！！
同じ路線のバス停でも進行方向が違えばIDは異なります。
なので、似た名前や同じ路線でバス停を勘違いしそうになっても、このIDを見れば乗るバス停を間違えることはありません！
下の例を見てみましょう。
「ヨンサン駅広場前」というバス停（ID：03258）に向かい、そこで400番のバスが来たら乗り込み５つ目のバス停（ID：03181）で降りて、そこで待って110Aか740番のバスが来たら乗る…と読みます。
このID表示のおかげで、どんなに急いでいる時も間違ったバスに乗ることがなくなりました！反対車線のバス停に来てしまった時もこのIDを確認することで自分の勘違いに気づけるので本当に重宝しています。
便利機能⑤：3D地図で周辺の雰囲気を確認できる
場所を検索した後、右下の写真（星マークの上）をタップします。
その場所のストリートビューが表示されます。指で操作しながら周囲を見渡したり、前後に進めます。
右下の矢印みたいなマークを押してみましょう。
すると地図が出てきて、ピンを動かすことで自分の好きな位置にストリートビューを移動させることができます。
この機能、特に宿を決めるときに重宝しています。
平面の地図で見ると駅近で立地が良さそうだなと思っても、3D地図を見ると奥まったところに位置していたり、駅から宿まで急勾配だったり段差が多かったり、道路の舗装状態が良くなかったりということが結構あります。
行ってみないと実際の町や通りの雰囲気はわかりませんが、それでも3D地図を見るとある程度は把握することができて便利です。ホテル周辺だけでなく、駅からホテルまでのルートを3D地図で確認するようにもしています。
韓国語で見る方が良い？
NAVER地図は日本語表記に設定して利用することができます。日本語設定だとハングルと日本語表記両方が見られるのでとても便利です。
ただし、個人的に感じるのは、韓国語で検索して見られるようになった方がずっと楽で便利ということ。NAVERマップ内の口コミは訳されませんし、地名を韓国語で打って韓国語で理解できるようになると、同じ地図から得られる情報が比べられないほど増えます。地図で探す時間も、目的地に行くまでに要する時間もぐっと短縮できます。
韓国語を勉強している、勉強したいと思っている方はNAVER地図を韓国語で使えることを目標の一つにして頑張ってみましょう。
まとめ
・韓国旅行にNAVERマップは必須
・ルート検索が基本の使い方
・駅のホームの移動を最小に抑える機能や、グルメの認定を受けたお店を確認する方法など、便利な機能がたくさんある
・NAVERアカウントでログインすればお気に入りリストを作れる
