Netflixで絶賛配信中の人気韓国ドラマ「暴君のシェフ」。
いよいよ今週最終回を迎えます。
視聴率は第10話で自己最高の15.8%を記録し、止まることを知らない勢い。
スペシャル番組の放送も計画中と発表!

最終回の見どころの一つが「歴史の通りカプシンサファが起こってしまうのか?」ということ。
ドラマの中では、カプシンサファという王により大粛清が起こり、それによって家臣たちが反発し燕熙君を王座から引き摺り下ろしたという歴史が存在しており、ジヨンがイホン(燕熙君)が本当にカプシンサファを起こしてしまうのかと心配しています。
イホンのモデルとなっている朝鮮時代の実在の王・燕山君(ヨンサングン)はカプチャサファ(甲子士禍)という大粛清を行い、それが原因の一つとなり廃位され間もなく流刑地で命を落とします。
イホンも燕山君のように大粛清を行い、廃位され暴君として歴史に残ってしまうのか???
このページでは、カプシンサファの元になっている史実や、11話の予告や原作小説から「暴君のシェフ」の最終回の展開について予想していきます!
燕山君が行った「カプチャサファ」とは
燕山君が行った史実のカプチャサファとはどんな事件だったのでしょうか。
朝鮮王朝第10代王・燕山君は幼い頃に正室だった母が廃妃され、継母のもとで育ちました。燕山君は即位後に、彼が9歳の時に実の母が廃妃され賜薬を下され亡くなっていたことを知ります。
真相を知った燕山君は激怒し、廃妃事件に関わったとされる先王の側室2人を殺害。
祖母の大王王妃も息を引き取り、この件のショックによるものと考えられています。
さらに事件の関係者をすべて洗い出し処分するという大粛清を行いました。
これにより家臣たちは燕山君に意見することができなくなり、燕山君もより過酷な恐怖政治を行うようになっていきます。結局、耐えかねた家臣たちがクーデターを起こし、燕山君を王位から下ろし、腹違いの弟を中宗として即位させた事件「中宗反正(중종반정)」が起こりました。廃位した燕山君は流刑地で亡くなっています。
よくカプチャサファを描くドラマでは血のついた母の服を見た燕山君が発狂し暴走するという場面が描かれますが、これは史実では無いとみられています。ただ、「暴君のシェフ」でも同様の展開が入ってきていますね。おそらく血のついた服を見て正気を失うイホンが最終週で登場することでしょう。
史実のようにカプシンサファが起こったら…
もしドラマの中で史実のようにカプシンサファが起こったら、イホンやジヨンはどうなってしまうのでしょうか。
史実の通りの展開になるのであれば、王宮にいる多くの家臣たちがイホンによって命を落とすことになります。さらに大王王妃がショックで亡くなってしまいます。その後チェサン大君率いる反乱軍が王宮を掌握し、イホンは捉えられ廃位され燕熙君として流刑地で亡くなってしまうのでしょう。
本当にそんなことが起こってしまうのでしょうか?
いや、私はそうは思いません。
なぜならジヨンがいるからです!
展開を予想してみた
※ネタバレを含む場合があります。
現代から来たジヨンはもちろんこの歴史的大事件を知っています。
イホンが廃位される燕熙君であるということも知っています。
そしてカプシンサファが起こらないように、イホンと弟のチンミョン大君(のちの中宗)が仲良く過ごせるようにと懸命に努力しています。
さらに11話の予告でイホンに対して「暴君にはならないで」と懇願しています。
ここでイホンがカプシンサファを行ってしまえば、ジヨンの存在が意味をなさないことになってしまいます。それはチーム「暴君のシェフ」がさせないはず。
イホンは母の死の真相を知って取り乱すものの、粛清は行わないと思います。
もし王宮内に粛清の嵐が吹き荒れるとしたら、それはチェサン大君が率いる軍によるものでしょう。イホンが廃位された後、チェサン大君らの手によってイホンは暴君だったという嘘の歴史が史実として記録されてしまうのかもしれません。
私は原作も踏まえて、イホンはジヨンと共に現代にタイムスリップするのではないかと予想しています。歴史は変わらずイホンは暴君として記録されてしまいますが、現代でジヨンと幸せに暮らすことで王宮内での孤独を癒すのではないかなと。
そうなるとイホンの周りの人たちと離れてしまい、それはそれで寂しいですが…
イホンは王でいられるのか?
ジヨンは現代に戻れるのか?
モクジュは、チェサン大君は、チンミョン大君はどうなる??
注目ポイントがいくら挙げてもキリがない「暴君のシェフ」、最終回も盛り上がることでしょう!放送が楽しみです!!
「暴君のシェフ」をより楽しく!
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