自己最高、tvNドラマ歴代7位の視聴率17.8%で最終回を終えた人気韓国ドラマ「暴君のシェフ」。
主演を務めた少女時代イム・ユナとイチェミンがそれぞれインタビューに応じ、シーズン2について言及しました。
ユナは「シーズン2について何も聞いていないが、やるとすれば全てのキャストたちが再び出てくれれば嬉しい」と明かしました。1
イ・チェミンは「シーズン2を求める反応を僕も見た。もしやるとすればどうなるか僕も気になる。撮影現場でも他の出演者たちとシーズン2をやるとしたらイホンの現代適応記になるかな?などと話したが、このように時代劇とするのがふさわしいと思う」と答えています。2
シーズン2の可能性はあるのか?
私は結構あるのではないかと思っています。
理由は韓国ドラマ市場の衰退です。
かつてはオリジナル脚本で20話以上話数が当たり前だった連続ドラマも、今は12話が基準となりOTT(配信)オリジナルシリーズだとさらに話数が少なくなることも出てきました。
OTTや娯楽の多様化により、以前のようにテレビの前に集まってドラマをリアルタイム視聴する文化が薄れてきています。
その中で制作側がヒット作を出すことが以前より難しくなっているように感じます。
ドラマに強いtvNも今年は「不作の年」と言われており、ケーブルテレビドラマの大ヒットの基準とされる15%の視聴率を突破した作品は今年は「暴君のシェフ」が初めてとなりました。
シリーズ化が日本と比べ非常に少ないことで有名な韓国ドラマ界ですが、昨今は「キムサブ」や「模範タクシー」「シグナル」「ドクター チャ・ジョンスク」などヒット作のシリーズ化が活発に進められてきた印象です。
オリジナルヒット作を生み出すのが難しくなってきたことで、シーズン化を望むファンたちにとっては希望の持てる環境になってきたと言えるのではないでしょうか。
「暴君のシェフ」も最終回で全てを描き切ったわけではないですし、イホンの現代生存奮闘記としてミニシリーズでもカムバックしてみるというのも面白いのではないかなと思います。
さらに実際、原作小説「연산군의 셰프로 살아남기(燕山君のシェフとして生き残る)」でも完結後に外伝が公開されており、イホンがどうやって現代に来たのか、現代に来てからどうやってジヨンのもとに来れたのかなど、ドラマでは描かれなかった部分が書かれています。
シーズン1の最後で濁された部分について、原作小説をもとに描いて展開すれば続編も作れるのではないかと思います。
…でもドラマにするには足りないかな…?
でも以前よりはずっと続編化のハードルが下がっていると思うので、ぜひtvNには検討してほしいなと思います。
「暴君のシェフ」のポップアップストアの成功なども検討事項に入っているかもしれないですね。
最終回を迎えたがまだまだ話題の尽きないドラマ「暴君のシェフ」とキャストについて、これからも注目していきたいと思います。
2025年秋冬韓国ドラマまとめ
- 마이데일리 ユナ インタビュー https://www.mydaily.co.kr/page/view/2025092923512117169 ↩︎
- JTBC イ・チェミン インタビュー https://news.jtbc.co.kr/article/NB12265209?influxDiv=NAVER ↩︎





































