-던ってよく聞くけどなんかよくわからない
私も学習当時はなんだかよくわからないな〜と思っていました。
-던について覚えましょう!
-던って何?
-던+名詞(〜していた〇〇)
・今はしていない、未完了または過去の習慣について使う
・1回のみの行動には使わない
過去連体形「-ㄴ/은」との違い
한じゃダメなの?하던で言う必要があるってこと?
このように、過去連体形「-ㄴ/은」との違いが気になるかと思います。
-던は「回想」だということがポイントです。
-ㄴ/은は単純な過去です。
過去に起こった出来事を客観的に感情を込めず淡々と言うときは、「-ㄴ/은」が合います。
反対に、自分の過去の思い出について振り返るときは、「回想の意味を持つ-던」を使うのが自然です。
具体的には、ニュースで過去の事柄を述べるときは「-ㄴ/은」、日常会話で自分の昔のことについて振り返りながらしゃべるときは「-던」や「-았/었던」を使うことが多いです。
作り方
語幹+던
※語幹とは:原型から다を取った部分
〈例〉
하다(する)→ 하던(していた〇〇)
먹다(食べる)→ 먹던(食べていた〇〇)
例文で覚えよう
아침에 먹던 피자를 점심에도 먹었어요.
朝に食べていたピザを昼食にも食べました。
아침에 먹었던〜にするとどうなるの?
먹었던に言い換えるとおかしい文章になります。
❌아침에 먹었던 피자를 점심에도 먹었어요.
(朝に食べきったピザを昼にも食べました。…?)
…먹었던だと「完了」を表すので、朝の時点ですでにピザは完食した状態です。なので朝のピザを昼には食べられません。
여기가 어렸을 때 다니던 학교예요.
ここが小さいときに通った学校です。
※다녔던に言い換えOK。
「通う」という過去の習慣で、今はしていないので다니던を使います。다녔던でも言い換え可能です。
「過去の習慣+今はしていないこと」には-던も-았/었던もどちらも使えるんだね!
내가 알던 뮤와 전혀 다른데?
僕が知ってたミューと全然違うんだけど?
※알았던とは言えない。
今の見た目が知っていた姿と違うので、알던を使います。
알았던だとどうなるの?
알았던だと不自然になります。
理由は、알았던だと「完了」なので、「人を知っていること」に完了表現は合いません。
「卒業した学校を訪れた。」
⭕️ 졸업한 학교를 찾아갔다.
❌ 졸업하던 학교를 찾아갔다.
⭕️ 졸업했던 학교를 찾아갔다.
その学校を卒業できるのは1回だけですよね。
なので、単発の出来事には使えない-던はここでは不自然になります。
まとめ
語幹+던+名詞
・回想する連体形
・未完了または過去の習慣に使う
・1回のみの出来事には使えない