韓国語の発音変化、なぜ起きるのか?【ハングル暗記】

スポンサーリンク
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

こんにちは、Hanaです。

今日のテーマは「韓国語の発音変化はなぜ起きるのか」についてです。
私はこれを韓国語の先生から学んで、韓国語の発音が一気に楽になりました。
表記と発音が違うことに悩む韓国語学習者の方はぜひご覧ください。

スポンサーリンク

発音変化とは

発音変化とは何か。
簡単に言うと「表記と発音が違うこと」です。

ハングルは表音文字と言って、文字が音を表しています。
例えば、ㅎは/h/の音を、ㅅは/s/の音を表します。
しかし、韓国語はハングルの表記通りに読まない単語がたくさん存在します。
これが学習者を大いに苦しめています。

例えば、학년(学年)という単語。
韓国語では「学年」という意味でも使いますが「1年生」を「일 학년」と言うなど、日常でよく使います。
文字通りに読めば[학년 ハkニョン]となります。
しかし、実際の発音は[항년 ハンニョン]になります。

학년(学年)の発音は[항년]
…え、なんでㅇパッチムが出てくるの?

学習者はこのように混乱してしまうわけです。

発音変化が起きる理由

そもそも、発音変化はなぜ起きるのか?
それは「そっちの方が(韓国人の口にとって)発音しやすい」からです。

もう一度言います。
「韓国人にとって、そっちの方が発音しやすい」からです。

発音変化の一覧表を見た学習者からよく聞くのが
「なんで表記通り読んでくれないわけ??」
…という悲鳴。

そりゃ、頑張ってハングルを覚えて読めるようになったのにその通りに読まない単語がたくさんあるだなんて聞いたら、やんだくなっちゃいますよね(嫌になっちゃいますよね)。

でも、韓国語だって別にいじわるしたくて発音変化しているわけではないのです。
その方が発音しやすいから変化しているだけなのです。

「発音しやすい」を具体的に言い換えると
①発音がスムーズに言える
②少ない口の動きで発音できる

…の2点がポイントになります。

つまりは、「単語や文章全体をなめらかに発音できて、少ない口の動きで疲れにくい発音で言いたい」ということです。

例えば、上に挙げた학년(学年)という単語。
表記通りに학년(ハkニョン)と言うと、ハkのところで音が途切れる感じがします。
韓国人はこの音が途切れる感じを嫌います。
「もっとなめらかに発音したい!」と思うわけです。
じゃあどうしたらいいのか?
もっとなめらかに発音できる音を探すしかありません。
口の中で학のㄱパッチムと同じ場所で発音するのが「ㅇパッチム」です。
試しにㄱパッチムをㅇパッチムに変えて発音してみましょう。
학년→항년…音が途切れる感じが減って、よりなめらかな(音がつながるような)感じがしませんか?
[학년]という途切れる音よりも、同じ口の動きでよりなめらかに発音できる[항년]の方が韓国人にとっては「楽」なんです。

합니다(します)を表記通り読んでみましょう。
「はpにだ」…합, 니다 と音が切れる感じがあります。
韓国人はこの音がぶつ切れる感じを嫌います。
もっとなめらかに言いたい!と思うわけです。
その結果、합を同じ口の動きをする함に変えて、합니다を[함니다 ハmニダ]と発音するようになりました。

Hana
Hana

ここで[함니다]を「ハムニダ」のように言っていたら理解できません。正確に口を動かせることが韓国語の発音変化の理解につながっていきます。

まずはパッチムの発音をちゃんと学びましょう!

「そっちの方が楽だから発音を変えちゃう」のは日本語にもある

私たち日本人も普段意識していませんが、「そっちの方が発音しやすいから音を変える」ということをしています。

例えば「洗濯機(せんたくき)」を日本人はよく「せんたっき」と呼んでいますよね。
「せんたくき」と呼ぶより「せんたっき」と言った方が口の動きが少なく楽だと思います。

発音しやすいように音が変化する、というのは言語あるあるなのです。

ただ、韓国語はそれを標準発音法として公式にルール化していて、日本語はネイティブルールのように暗黙の了解として存在しているという違いがあります。

最初は覚えるのが大変かもしれませんが、日本語をゼロから学ぶ学習者の気持ちになってみると、ルールとして明文化してくれた方がありがたいのかもしれません。

そして、日本語は韓国語のパッチムのような子音単体の音が基本的に無いからか、韓国語ほど発音変化する例があまりありません。なので慣れるまでに時間がかかっても当然です。

韓国人は普段意識して発音変化していない

学習者からの質問であるのが
「こんなにたくさんの発音変化を、ネイティブはどうやって覚えているの??」というもの。

これを言うとびっくりされるのですが、ネイティブは発音変化を普段意識していません。

例えば「막내(末っ子)」という単語。
発音は[망내 マンネ]です。
発音変化の理由は上の학년(学年)と一緒で、音が途切れるㄱパッチムをㅇパッチムに言い換えたというもの。

この막내を[망내]と発音するとき、韓国人は[망내]だと思って発音していません。
「막내と言っていると思っているけど、発音は[망내]になっている」状態になっています。

ネイティブは言い慣れている・聞き慣れているので、そしてその方が発音しやすいと思っているため、発音変化を意識して発音していません。自然と表記と違う発音になっているのです。

Hana
Hana

韓国語を喋り慣れてくると、表記を見ながら自然と発音変化ができるようになります!新しい単語に出会っても自然と発音変化ができるようになっていきます!それができてくると、「韓国語の口」ができてきた証拠です!

発音変化を覚える時のコツ

私が発音変化の苦手意識がなくなった考え方がこちら。

①表記と違う発音が出てきたら、「は〜ん、こっちの方が韓国人にとって発音しやすいのね〜」と理解する
②ルールを覚えるのではなく、代表的な単語を1つずつ覚えて他の単語に応用させる
③Kpopを聴いて表記と違う単語が出てきたら立ち止まって復習する

この3つを押さえることで、発音変化に苦しまなくなりました!

もうちょっと詳しく

韓国語のテキストにはよく「発音変化」と書かれていますが、国語院(국어원)が定めた標準発音法には「同化」と書かれています。英語ではassimilationと言います。

この同化というのは韓国語に限ったことではなく、世界中のさまざまな言語で起こっている現象です。

同化とは「前後の音の影響を受けて、音が変化すること」を意味します。

この同化がなぜ起こるのかについて言語学ではよく「経済性と便宜性」という用語が使われます。

タイトルとURLをコピーしました