二重パッチムを覚えよう!
二重パッチムとは
二重パッチムとは、않や찱などの1字の中にパッチムが二つあるものです。
않だと…「アンh」みたいな感じ?
않単体だと「アn」って音になるよ!
二重パッチムは「単体ではどちらか1つのパッチムのみ発音する」のが特徴です。
「単体では」ってどういうこと?
韓国語はパッチムの後ろに母音が来る時にパッチムと母音をつなげて言う「連音化」があります。
その連音化するときは、二重パッチムは「左→右」の順にどちらも発音します。
例を見ながら理解しましょう。
二重パッチムの種類
二重パッチムは無限に種類がある訳ではなく、次の13種類しかありません。
多い、多い!これ覚えられるの?
大丈夫、覚えられます。
覚えるコツがあります。
「基本は左を読む」で覚えよう
二重パッチムはこのように覚えましょう。
まず二重パッチムは基本、左を読みます。
上の一覧を見ればわかりますが、左を読む方が圧倒的に多いです。
右を読むのは次の3つです。
앍 単体では악、읽어요(読みます)だと일거요
앎 単体では암、젊어요(若いです)だと절머요
앒 単体では앞、읊어요(詠みます)だと을퍼요
そのうち、3番目の「ㄹㅍ」パッチムは日常でほぼ使いません。
なので上の2つを覚えればいいです。
上の2つも「앍、앎」では覚えずに単語で覚えましょう。
・앍は읽다:読む(익따と発音)、읽어요:読みます(일거요と発音)で覚える
・앎は젊다:若い(점따と発音)、젊어요:若いです(절머요と発音)で覚える
この「읽다」と「젊다」で覚えましょう。
単語を覚えて慣れよう
そして、二重パッチムに慣れるために大事なのは1字ずつ覚えないことです。
「ㄹㄱ、ㄹㅁ、…」のように覚えるとこんがらがります。
覚える時はよく使う言葉で覚えましょう。
次の言葉で覚えましょう。
この9セットで覚えましょう。
どれも日常会話でたくさん使う初級単語です。
です・ますの活用はとりあえず置いておいて、意味と字と音をそれぞれ覚えましょう👍
않다の音が안따って濃音になるのはなんで?他の単語でも同じように濃音になってるのがあるけど。
않다の発音[안타]や앉다の発音[안따]のように、다が濃音・따になっているのは“濁らないで発音するよ“という意味です。
例えば않다の音は「あnた」となります。
でも[안다]と表記すると「あnだ」というふうに発音できてしまいます。
そこで[안타]と表記することで「않다の다は濁らずタって発音するよ!」と確実に伝えられるわけです。
まとめ
・二重パッチムは単体または後ろに子音が続く場合は基本「左だけ」読む。
・「右を読む」場合は「읽다(読む)」と「젊다(若い)」を覚えておけばいい。
・連音化するときはどの二重パッチムも「左→右」の順で読む