
ドラマとかで出てくる「하지 마」も「그만해」もどっちも「やめろ」と訳されてるけど、どう違うの?
この2つの違いについて気になっている人が多いと思います。
ニュアンスや使い方の違いについてまとめました!
하지 마=「するな」
하지 마(するな)
動詞「하다(する)」に禁止の命令「-지 마(〜するな)」をつけた形です。
英語で言うと「Don’t do that.(それをするな)」になります。
主に「何かをしようとしている人に対して、その行為をさせないように命令する」ときに使います。
「-지 마」は禁止の命令
この「-지 마」は禁止の命令「〜するな」という表現です。
語幹(原型:〇〇다から다を取った部分)につけて使います。
・하다(する)→하지 마(するな)
・먹다(食べる)→먹지 마(食べるな)
・놀다(遊ぶ)→놀지 마(遊ぶな)
ちなみに文法上「지 마」と間にスペースを空けて書くのが正しいですが、SNSなど口語では「하지마」のようにくっつけて描かれることが多いです。
그만해=「やめろ」
그만해(やめろ)
動詞「그만하다(やめる)」の命令形です。
英語で言うと、「Stop it.(やめろ)」になります。
主に「何かをしている人に対して、その行為を中止させようと命令する」ときに使います。
그만+命令形:〜するのをやめろ
「그만+命令形」で「〜するのをやめろ」という表現になります。
例えば
大量に食べている人に向かって「그만 먹어(もう食べるのをやめろ)」と言ったり、
号泣している人に向かって「그만 울어(もう泣くな、泣き止め)」と言ったり
ずっと触ってくる人に対して「그만 좀 만져(もうちょっと触るのやめて)」と言ったりと、
このように使います。
どちらも使える場面が多い
混乱する理由の一つとして、「どちらでも大きな差はなく使える場面が多い」というものがあります。
例えば、悪口を言っている人に注意したいとき
・욕하지 마(悪口言うな)
・그만해.(やめろよ)
…言い方が違うだけで、どちらも「悪口言うな」と言いたいのは変わりません。
하지 마(するな)の方がストレートな表現なので、これだけで比較すれば하지 마の方が強い言い方ですが、実際のニュアンスは表情や口調や文脈によるところが大きいです。
したがって大抵の場面でどちらもほとんど同じように使えます。
一方、どちらかが使えない場面もあります。
同じように使えない場面
先にも言ったように、「그만해」は「その人がしている行為を中止させる」表現です。
なので、もう完了した(=中断・中止しようがない)ことに対しては基本使いません。
例えば、完食した人に向かって「그만 먹어(もう食べるのをやめろ)」とは普通言いません。
また、その行為をしたことがない人に「그만해」も使いません。
悪口を言ったことがない人に対して「욕 그만해(悪口もうやめろ)」と言うのは変ですよね。
まとめ
하지 마:するな、Don’t do that. 主に相手がしようとしている行為をさせないように使う。
그만해:やめろ、Stop it. 主に相手がしている行為を中止させるために使う。

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