こんにちは、Hana(@hanakan_twt)です。
先日以下のツイートが話題になっているのを目にしました。
…実は私も明洞のお店で押し売りを体験しました笑(笑えない)
コロナ前だったのですが、このツイートと同様に私も訪店した後にネットでお店の口コミの悲惨さを見て、ある意味で有名な店だと知りました。
そのため「私が知らなかっただけで有名な店なんだ」と思っていましたが、今回のように再び話題になっているのを見ると周知が足りていないと感じました。
このような韓国旅行での失敗談・ハプニング・トラブルは繰り返し注意喚起のために伝えることが大事だなと思い、私の経験談をここにまとめます。
私が韓国で体験したトラブル・ハプニング
・スリ
・体調不良で病院へ
・スーツケースが故障
・むちうち
・宗教勧誘で連れ去られかける
・明洞で押し売り
・同行者とはぐれる
・団体旅行で置いてけぼり
・事故目撃
盗難、ケガ、押し売り、…まとめてみると経験できるほとんどのことをやってきたような…笑
1つずつ当時のエピソードを下で詳しく書きました。
渡韓予定者、渡韓経験者、韓国在住の方、多くの方の参考になれば幸いです。ぜひ反面教師にしてください。
トラブルが起こったら【緊急連絡先】
エピソードの前に、韓国でトラブルが発生した際の緊急連絡先をまとめておきます。
警察:112番
消防・救急:119番
韓国観光公社:1330(24時間、年中無休対応)
ソウル市相談サービス:120(ソウル市外からは02-120)
在韓の日本大使館:02-2180-5200
私が経験したトラブルエピソード
スリに遭う
仁川空港に到着後、空港鉄道で雲西(ウンソ)駅に着いた時にリュックから財布がなくなっていることに気づきました。正確には私の同行者の友達がスリに遭いました。友達は初韓国で私の後ろにピッタリついてはぐれないように歩いていて、私も友達も前方に集中しすぎて後ろに注意が向いていませんでした。
駅に降りると友達が「リュックのチャックが開いていて、財布がない…」と言いました。その後は駅職員や警察に駆け込みましたが「どこでスられたのかわからないと調べられない」と言われ、警察署で盗難届を出して終わりました。財布は返ってきていません。
失敗したこと
・韓国ですられるということを1ミリも考えていなかった(=完全な油断)
・リュックのチャックを一番上で留めていた(=後ろから開けやすい)
・財布をリュックを開けてすぐ上にわかりやすく入れていた(=盗りやすい)
よかったこと
よかったことは、友達が非常時の対策として、クレジットカードを複数枚別々の場所に分けてリュックにしまっていたことです。
おかげで予備のカードで残りの旅行を楽しむことができました。(もちろん、盗られたカードは日本国内の家族に頼んですぐに利用停止しました)
「韓国でスリに遭った」という人を私はあまり見たことがありません。レアケースだと思います。ただし、空港周辺や海外旅行客を狙ったスリはいると聞きます。ここに被害者がいる以上、皆さんもしっかり気を付けてください。
「スリ」は소매치기と言い、「スリに遭いました」は「소매치기를 당했어요」と言います。
体調不良、むちうち
これも友達の話ですが、旅行中に吐き気と体調不良を訴えました。アメリカから韓国に入国する日のことで、飛行機の中で耐えながら韓国に入国し、仁川空港の診療所に行きました。そこで注射を打ってもらい、韓国のゲストハウスで様子を見て、翌日旅行を中断し帰国しました。
仁川空港には第1、第2ターミナルに空港医療センターがあり、応急診療をしてくれます。何かあったらここに駆け込みましょう。
<場所>
第1ターミナル:地下1階東側
第2ターミナル:地下1階西側
よかったこと
私も友達も海外旅行保険が使えるクレジットカードを用意していました。友達は仁川空港の診療所の領収書で後日医療費の補償を受けていました👍
むちうちにあったのは私です。帰国前日、エバーランドという遊園地で360度回るジェットコースターに乗ったら首が痛くなりました。揉みながらごまかしていたら揉み返しになりさらに悪化し、首が全く動かなくなりました。座っているだけでも激痛、風が吹いても激痛、椅子の背もたれに背中がついても激痛。息をするだけで痛いので、帰りの地下鉄の中でパニックになりながら涙が出てきました。その翌日20キロ近くの荷物を持って1人で空港に向かいなんとか帰国。痛みで記憶が飛んでいる部分がありますがしんどい帰国でした。
ゲストハウスの近くに夜遅くまでやっている薬局があり、そこで湿布を買えたのが不幸中の幸いでした。旅行というものは、心身ともに健康でいるから無茶な旅程もこなせるのだと痛感しました。帰国前日に体力を使うスケジュールを入れるのはやめようと思いました。
湿布は韓国語で「파스(パス、英語で湿布はpass)」と言います!私はこの1件で知りました…笑
スーツケースの故障
財布がすられた日、友達はスーツケースも故障しました。スーツケースの鍵が壊れて全てのダイヤルを合わせても開かなくなりました。盗難やケガに比べたら大したことなさそうですが、コンタクトの洗浄液や薬や着替えを取り出せないので結構困ります。
その日はスリの対応(盗難届、クレジットカード利用停止)に手一杯で、スーツケースの修理店も見つからずなすすべなく1日を終えました。スマホで情報収集していたら、次の記事が見つかりました。
仁川空港の地下1階に「SPA ON AIR」というスパがあり、その入り口のすぐ手前右側にこじんまりとした修理屋さんがあります。
このブログがなかったらどうなっていたことか…
このブログの通りスタッフさんにお願いしたところものの1分で鍵を壊してくれました。スタッフさん曰く「ダイヤル自体がバカになっているから壊すしかない、あとは自分で南京錠を買ってダイヤルがわりにするしかない」とのことでした。上の用具店で南京錠を買ってその通りにしました。
このブログは2018年のもので、いまもこのお店があるか気になっていたのですが2023年8月の他の韓国人のブログを見つけました!
今も健在のようです。よかった。みなさんもスーツケースに何かあった際は訪ねてみてください。
ソウル市内などで修理店を検索したい場合は、「캐리어 열쇠 수리(スーツケース 鍵 修理)」などと検索すると良いと思います。
宗教勧誘で連れ去られかける
韓国一人旅で私が好きなのは、散歩と街で座ってぼーっとすることです。その際の大敵が「ナンパと宗教勧誘」です。
韓国語勉強を始めて間もなくの頃、渡韓したときに「日韓交流したい」と笑顔で声をかけられ嬉しくなって話していたら宗教勧誘またはナンパでした。何回もありました。
宗教勧誘、本当に多いです。気を付けてください。「別の場所でもっとお話ししたい」と言われ連れ去られかけたこともあります。
宗教勧誘のパターン(実体験&聞いた話)
・観光者向けアンケートに答えていたら質問がだんだん宗教関係に変わってきた
・「韓国文化体験をしませんか?」と言われついていって韓服を着て儀式体験をしたが、実はその宗教団体の特殊な儀式に参加していた
・コスメ体験を謳い宗教団体のイベントや建物に人を誘う
・国際交流がしたいと話しかけ、宗教勧誘に誘導する
・道案内をしてほしいとお願いし、宗教勧誘に持ち込む
宗教勧誘のタチが悪いところは「宗教勧誘です」と言わないところです。
会話したい、道を教えてほしいなどという入り口から始まり、だんだん宗教勧誘に移っていきます。
道案内や国際交流など相手の人の良さにつけ込む勧誘が多いのがいやですね。
道端で良い出会いがある可能性もありますが、私個人としては「街で声をかけられたら無視か逃げる」を徹底しようと思っています。
明洞で押し売り
先のツイートで話題になっていましたが、私も明洞見物でコスメ専門店に行った際同様の押し売りにあいました。私はコスメに一切関心がないので、何を言われてもサンプルを肌に載せられても買う姿勢を見せないでいたところ、最後は店員さんに睨まれながら退店した記憶があります。(韓国コスメがなぜ人気なのか自分の目で見たかっただけでした)
韓国であそこまで執拗な接客を受けたことがなかったので(そもそも明洞で買い物したことがない。買うものがない。)、あとからそのお店の口コミを調べたところ、ある意味で結構有名なお店でした。
明洞に行くと何もかも激安でショッピング好きにはたまらないのかもしれませんが、そのお店でしか買えない理由がないのであれば、オリーブヤングなどで買うのが安全かなと思います。
「明洞に行く?行かない?」論争も盛り上がっていましたが、
明洞の特徴
・海外観光客向けの物、お店が多い
・明洞には独特の雰囲気がある
・有名ブランドの旗艦店がある
・優秀な両替所が多め
・なかには本場の人も喜ぶ店がある
…これが明洞の特徴かなと思います。この中で両替や旗艦店の限定アイテムなど「明洞」に行く必要がある場合は行けば良いと思いますし、明洞にこだわる必要がなければ他の街の方が安全なこともあるのかな、と思います。
事故を目撃する(車・バスの乗り方)
事故に遭ったことはないですが、ドライブ中に隣の車線の事故を目撃したことや、バス乗車中に事故が起こりそうなったことは何回もあります。
自衛としては「シートベルトをちゃんと締める」「平日の退勤時刻の大混雑を避ける」くらいしかないかもしれませんが…。混雑時はみんなイライラして運転がさらに荒くなりがちというのが私の印象です。
個人的には余裕のある旅程を組んで、通勤&退勤ラッシュ時を避けて移動する、特に夜の道路や地下鉄はずっと混んでいるので、夜は宿周辺でのんびり歩きながら過ごす…がベストかなと思います。
また、韓国のバスは運転が荒い・急停車&急発進・乗客が降りかけ&乗りかけなのに発信するという怖い面があります。ソウルも怖いですが地方に行くともっと悪化します。
最初は乗り慣れた韓国人と一緒に乗って、慣れたら1人で挑戦してみる形が良いと思います。コツとしては、「降りるバス停の1つ前で席を立って出口付近で待機する」です👍バスの良さは、ソウルの地下鉄駅はかなり歩くところが多いですがバスにはそれがないのと、車窓からの景色を眺めるのが楽しいという点です。バス旅もいいですよ👍
置き去り、はぐれる
置き去り
私は団体旅行で忘れられて置き去りにされた経験があります。韓国に慣れてからの出来事ですが、それでも海外で忘れられるのは辛いですよ笑。相手も忙しいはずだからと思ってずっと待っていたのですが、全然連絡も来なくて1時間ほど待った気がします。私は連絡を頻繁にできない性格ですが、海外旅行でその遠慮は命取りになると思いました。
「即連絡!即確認!即電話!」
遠慮しがちな人ほど海外では積極的になるべきだと思います。
はぐれかけた
今はesimが主流になっているのであまり起こり得ないと思いますが、当時友達と2人旅でWi-Fiルーター1つをシェアしながら街に出ていました。友達が先に宿に戻ることになり、タクシーに乗せた時に「宿の住所を共有していない」ことに気づきました。Wi-Fiがつながっている瞬間にLINEで宿の情報を送れたので事なきを得ましたが、今考えたら宿の情報を2人で共有していないのはまずかったなと思います。
さらに、別の友達と韓国の仲良いオンニ2人の4人で旅行していた時、コミュニケーションミスで電車に2人先に乗ったまま発車し2:2で別れてしまったことがあります。そのとき友達と韓国人のオンニ、私と韓国人のオンニの2:2だったのでオンニ同士が連絡しあってことなきを得ましたが、場合によっては大変なことになっていたかもしれません。
同行者と旅行する際は、はぐれた時の対処法を決めておくことが大事だと思います。
旅行の前に大事なこと
このようなやらかしの1番の原因は「いざ何かあったときの準備ができていなかった」ことです。
みなさんに、渡韓の前に次の準備をすることをおすすめします。
旅行の前にすること
・余裕のある旅程を組む
・同行者や日本で待つ家族などと旅程、宿の住所、緊急連絡先などを共有する
・このページなど注意喚起の情報を見ながら、トラブルやハプニングの可能性を予測し、「気をつけようね」と話し合う(対応策まで話し合えたらベスト)
・パスポートや飛行機・ホテルやイベントなどの予約票の紙のコピーを取って旅行時に携帯する
・海外旅行保険の準備をする
「こんなこと起こらないでしょ、大丈夫だよ〜」と言う人がいるかもしれませんが、そんな人には海外旅行は向いていないと思います。何か起こった時に私たちは外国人として対応しなければなりません。
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