物足りなかった点
ここから辛口評価になりますので、苦手な方はスルーしてください。
まず話数が少なすぎる。とにかくこれに尽きます。大統領候補の未亡人とボディーガードの恋、大統領有力候補の暗殺事件の真相、名家の内紛、アメリカ・韓国・中国・北朝鮮(と架空の王国)の絡み合う思惑と陰謀、裏で暗躍する謎のスパイの正体…これらを50分×9話で描き切れるはずもなく。置いてけぼりの伏線は特に無いのでよく練られた脚本だとは思うのですが、それでもすべてが中途半端にだったという印象です。
ここまでテーマをてんこ盛りにするなら、16話構成に設定してから制作を始めて欲しかった。あるいは同じ9話の「イカゲーム」や8話の「トラウマコード」のようにテーマを絞って作って欲しかった。
カギとなる北朝鮮の人間がほとんど出てこないのが非常に残念でした。特別出演のオムテグ演じるキムハンサンは特別出演の分量で出していいキャラクターじゃなかったと思います。途中で中国大使や中国での会議の描写を入れるなら、もっと北朝鮮側の描写に時間を割いて欲しかった。バリバリ当事者の人たちなのに、描写が少ないというかほとんどなくて実態のないまま進む架空の話のように感じてしまいました。
そして朝鮮半島の平和、世界の平和をテーマにしながらも韓国やアメリカの一部の政界人だけで話が展開するのが個人的に物足りなかったです。もっと一般の人々の日常描写が欲しかった。あるいは上層部のキャラクターだけで話を進めるなら、他の国会議員や財界人、司法や軍やマスコミの人々を満遍なく出してほしかったです。スパイ要素をなくして韓国のさまざまな国家機関の要人の思惑を複雑に絡めたサスペンススタイルの方が私の好みだったかもしれません。
あとどうしても気になったのが日本語字幕。(→次ページへ)














