韓国語の助詞「〜と」は「와/과」「하고」「랑/이랑」の3種類あります。
「助詞1つで3種類もあるの?」「何が違うの?」と混乱した方、
詳しくまとめたので、ぜひ見ていってください!
와/과
前がパッチムなら과、そうでないなら와です。
例:일본과(日本と) 너와(アンタと)
連音化の関係で多くの助詞は前がパッチムのときはㅇパッチムになりますが、
この助詞は逆です。前がパッチムでない時に「와」となります。
「堅い文章・堅めのお話」をする時に使います。(文語体)
具体的にいうと、論文・レポート・新聞記事・ニュースの原稿・真面目なインタビューなど公式的な発言などです。
매주 금요일과 토요일에 회의가 있습니다.
(毎週金曜日と土曜日に会議があります。)
※금요일がㄹパッチムで終わるので과をつけます。
학교와 회사 사이에 있는 카페.
(学校と会社の間にあるカフェ。)
※학교の교にパッチムがないので와をつけます。
하고
パッチムの有無で変わりません。
例:일본하고(日本と) 너하고(アンタと)
「日常の会話や軽い文章」で使います。(口語体)
具体的には、日々の会話や日記・エッセイ・SNS、会話を文字起こしした文章などです。
敬語の時もタメ口の時もどちらでも気にせず使ってOKです。
선생님하고 학식을 먹었다.
(先生と学食を食べた。)
랑/이랑
前がパッチムなら이랑、そうでないなら랑です。
例:일본이랑(日本と) 너랑(アンタと)
「日常の会話や軽い文章」で使います。(口語体)
具体的には、日々の会話や日記・エッセイ・SNS、会話を文字起こしした文章などです。
어제 친구랑 도서관에 갔어요.
(昨日、友達と図書館に行きました。)
※친구は最後の文字にパッチムがないので랑を使う。
수요일이랑 금요일에 알바 있어요.
(水曜日と金曜日にバイトがあります。)
※수요일は最後がㄹパッチムなので이랑を使う。
하고と랑/이랑の違い
意味も使い方も同じな하고と랑/이랑ですが、どう違うのでしょうか。
答えは、「比較すれば、若干하고の方が丁寧。」です。
ただ2つを比べて「どちらが丁寧かと言われれば하고の方だよ」という程度なので、
実際に使い分けたり気にしたりする必要はありません。
発音しやすい方を選べばいいと思います。
ただ、韓国人は랑/이랑の方が短く言えるので、랑/이랑で言うことのほうが多いです。
もちろん、하고も使いますが。
なので、慣れてきたら랑/이랑で言えたほうが自然かなと思います。
まとめ
과/와 … 堅い文章や堅めの発言で使う(文語体)
하고 … 日常会話や軽めの文章で使う。(口語体)
랑/이랑 … 日常会話や軽めの文章で使う。(口語体)
※하고と랑/이랑の違い
…하고の方が若干丁寧だが、実際の差はない。랑/이랑の方が短く言えるので、韓国人は랑/이랑で言うことのほうが多い。