不可能の「못」を覚えましょう!
会話でよく使う表現なので例文も覚えて使えるようになりましょう。
못の意味・使い方
못+動詞 〜できない
「못」は【不可能】を表す言葉です。
※「〇〇하다(〇〇する)」のときは、「〇〇 못 하다」となります。
-ㄹ 수 없다との違い
どちらも【不可能】を表す言葉です。
-ㄹ 수 없다:書き言葉でよく使う
못 –:会話でよく使う
「못」の方がより短く言えるので、会話でよく使われます。
発表など堅い場で発言する時は「-ㄹ 수 없다」の方が適しています。
「〇〇 못 하다」になる
〇〇하다(〇〇する)
→ 〇〇 못 하다(〇〇できない)
〇〇하다(〇〇する)を「〇〇できない」というときは、「못 〇〇하다」とはなりません。
〈例〉
확인하다(確認する)→ 확인 못 하다(確認できない)
집중하다(集中する)→ 집중 못 하다(集中できない)
「못+動詞」の発音は、いろいろ。
「못+動詞」の発音は、動詞ごとに結構パターンがあります。
例えば、
못 하다(できない)の発音は【모타다】
못 가다(行けない)の発音は【몯까다】
となります。
どうやって覚えればいいの?
よく使う形を覚えて使っていけば
簡単に覚えられるよ!
発音①「動詞の濃音化」
못+ㄱㄷㅂㅅのとき、発音は「몯+ㄲ,ㄸ,ㅃ,ㅆ」になります。
なんでそうなるの?
「못 보다」で考えてみよう。
못「モッ」の後に보다「ボダ」を言うと、自然に보にアクセントがついて「뽀」のような発音になるでしょ?
「가다」と「보다」を覚えれば良いです。
가다(行く)
→ 못 가다(行けない)【発音は몯까다】
보다(見る)
→ 못 보다(見れない)【発音は몯뽀다】
発音②「動詞の激音化」
못+ㅎのとき、発音は「모+ㅌ」になります。
なんでそうなるの?
「못 하다」で考えてみよう。
못「モッ」の後に하다「ハダ」が来て音がつながると、自然と「モッタダ」
という発音になるね!
「하다」を覚えれば良いです。
하다(する)→못 하다(できない)【発音は모타다】
発音③「못の鼻音化」
못+ㄴ,ㅁのとき、発音は「몬+ㄴ,ㅁ」になります。
なんでそうなるの?
「못 먹다」で考えてみよう。
못「モッ」と먹다「モクタ」をつなげて言ってみると、自然と「モンモクタ」みたいな発音になるよ!
「먹다」と「마시다」を覚えれば良いです。
먹다(食べる)→ 못 먹다(食べられない)【発音は몬먹다】
마시다(飲む)→ 못 마시다(飲めない)【発音は몬마시다】
発音④「ㄷの連音化」
못+母音のとき、発音は「모+ダ行」になります。
なんでそうなるの?
「못 알아듣다(聞き取れない)」で考えてみよう。
못と아が繋がって、「ㅅ」パッチムが「ㄷ」の音になって連音化するんだ。だから、「모다라듣다(モダラ듣다)」という発音になるよ!
〈例〉
알아듣다(聞きとる)
→못 알아듣다(聞き取れない)【発音は모다라듣다】
例文
저는 오이 못 먹어요.
私はキュウリが食べられません。
저:私・僕 은/는:〜は 오이:キュウリ 못-:〜できない 먹다:食べる
못 봤어요. 다시 한번 보여주세요.
見れなかったです。もう一度見せてください。
못-:〜できない 보다:見る 다시 한번:もう一度 보여주다:見せる、見せてあげる
아직 확인 못 해요.
まだ確認できていません。
아직:まだ 확인:確認 못-:〜できない 하다:する
시간이 없어서 못 갈 것 같아요.
時間がないので行けないと思います。
시간:時間 이/가:〜が 없다:ない、いない -아/어 서:〜して、〜なので 못-:〜できない 가다:行く -ㄹ 것 같다:〜と思う、〜な気がする
まとめ
以上、不可能「못」についてまとめました。
意味や使い方はシンプルなので、問題は「発音」かなと思います。
発音もルールを作ったというより、「못」と動詞の音を繋げて言うために、口が(韓国人にとって)動きやすい音に変わったという感じです。
なので、例文を覚えて、自分で作文もして、よく使うフレーズから慣れていけば、絶対大丈夫!慣れます!