入門文法10回目です。

안-と-지 않다ってどう違うの?
…と疑問に思う方が多いので、まとめてみました。
前回はこちらをご覧ください↓

안-と-지 않다
まず、おさらいから。
・안 〜
・-지 않다
この2つはどちらも「〜しない」「〜じゃない」と動詞・形容詞の否定を表す言葉です。
안~と-지 않다の違い
まず、明確なルールはありません。
ただ、「こういうときはこちらをよく使う」という傾向はあります。
傾向は、次の2つです。
・会話では主に안を使う
簡単に言うと、「안の方が短くて言いやすいから会話では안をよく使う」ということです。
・書き言葉では主に-지 않다をよく使う
文書や改まった発言をするときは、-지 않다をよく使います。
短く言える안より、長めの-지 않다を使った方が堅い雰囲気になります。
안を使わない例
合成語は안を使えないものがあります。

あまり気にする必要はありません。とりあえず下の3つで確認してください。
(例)
・아름답다(美しい)の否定
X:안 아름답다
O:아름답지 않다(美しくない)
・자랑스럽다(誇らしい)の否定
X:안 자랑스럽다
O:자랑스럽지 않다(誇らしくない)
・새롭다(新しい)の否定
X:안 새롭다
O:새롭지 않다(新しくない)
ただ、会話では안で言う人もいたりして、日常会話ではそこまで敏感になる必要はないかと思います。
会話でも-지 않다を使うこともある
基本の傾向は「会話で안、文書で-지 않다」ですが、日常会話でも-지 않다を使うことは結構あります。
【会話で-지 않다を使った例】
・이거 좀 비싸지 않아?(これちょっと高くない?)
・생각보다 나쁘지 않은데?(思ったより悪くないけど?)
・일어나고 싶지 않아…(起きたくないよ…)

「〜ない?」という用法で「-지 않다」を会話でよく使うね。
まとめ
・日常会話では안を使うことが多い
・文書や堅い雰囲気での発言は、通常-지 않다を使う
・안を使えない場合や、会話でも-지 않다の方でよく表現することがある






