Q. 推しが많나 봐と言っていた。形容詞+나 보다はダメじゃないの?

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Q
-가 보다と-나 보다の使い分けの投稿で「形容詞には-가 보다」と習ったのですが、セブチのコンテンツで「많나 봐요(多いみたいです)」と言う場面があり、混乱しています。많은가 봐요ではないのでしょうか?
A

「形容詞+가 보다はちょっと不自然」と公式が回答しています。しかし日常的には結構使われます。


まず、投稿を見ていただきありがとうございます!

国立国語院(標準語や文法の規則などを定めている韓国の公的な機関)はこのように回答しています。

‘-나 봐’는 주로 동사 뒤에 쓰이고, ‘-는가 봐’는 동사 뒤에, ‘-은가 봐’는 형용사 뒤에 쓰입니다. 동사 뒤에는 ‘-는가’나 ‘-나’를 모두 쓸 수 있습니다. 따라서 ‘가나 봐’, ‘가는가 봐’, ‘하나 봐, 하는가 봐’로 쓸 수 있습니다. 한편 형용사 뒤에 쓰이는 ‘-나’는 조금 덜 자연스럽게 느껴지고 ‘-ㄴ가’, ‘-은가’ 쓰입니다. 따라서 ‘예쁜가 봐’가 자연스럽게 쓰입니다.

訳:-나 봐は主に動詞の後ろに使われ、-는가 봐は動詞の後ろに、-은가 봐は形容詞の後ろに使われます。動詞の後ろには-는다や-나をどちらも使えます。従って、가나 봐:行くみたい、가는가 봐:行くみたい、하나 봐:するみたい、하는가 봐:するみたい と書くことができます。一方で形容詞の後ろに使われる-나は少し不自然に感じられ、-ㄴ가/-은 가が使われます。従って예쁜가 봐:きれいみたい が自然な表現として使われます

国立国語院(국입국어원)
https://www.korean.go.kr/front/onlineQna/onlineQnaView.do?mn_id=216&qna_seq=151536

上記のように、公式の機関は「-나 보다を形容詞に使うのは禁止じゃないけど、ちょっと不自然だよ」と回答しています。

ニュアンス的には、公式としては「NOとまでは言えないけど、OKともちょっと言えないな〜、できれば形容詞には-ㄴ/은가 보다を使おうね〜」みたいな感じですかね。

なので、私も投稿では「形容詞+ㄴ/은가 보다」のみ紹介しました。

ただ、日常では「形容詞+나 보다」もよく聞きます。

理由は「-나 보다の方が短く楽に言えるから」だと思います。
(韓国ではこのように、同じ意味の二つの表現があるときは短い方をよく使うことが多いです。)

結論としては、公的な文書を作るときや正しい文法で書くことが必要な場合には「形容詞+ㄴ/은가 보다」を使い、日常の軽い会話では形容詞+나 보다もよく使われると覚えればいいと思います。

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