基本の母音・子音、激音・濃音の次は、合成母音を覚えましょう。
↓前回の激音・濃音はこちら↓

合成母音とは
合成母音とは、「うぃ」「うぉ」のような母音が重なった音です。
韓国では、「わ」や「え」も合成母音で表します。

母音を合成して「わ」とか「え」を作るってこと?
例えば、韓国語の「わ」は「와」と書きます。
これは「오」と「아」がくっついたものです。
日本語でもゆっくり「オ〜ア〜」と言うと「ワ」という音になりますよね。
なので韓国では「와」は「오」と「아」がくっついてできる音と考えるわけです。
では合成母音を見ていきましょう。
合成母音の種類
「エ」系の合成母音とその他の合成母音に分かれます。
애 エ(아+이)
에 エ(어+이)
얘 イェ
예 イェ
와(ㅗ+ㅏ)ワ
왜(ㅗ+ㅐ)ウェ
외(ㅗ+ㅣ)ウェ
의(ㅡ+ㅣ)ウィ・イ・エ
워(ㅜ+ㅓ)ウォ
웨(ㅜ+ㅔ)ウェ
위(ㅜ+ㅣ)ウィ
合成母音①「エ」
まず、次の4つを覚えましょう。
基本母音で「エ」の音がないと気づいたかもしれませんが、韓国では「エ」は基本母音を組み合わせて作るものと考えます。
애 エ(아+이)
에 エ(어+이)
얘 イェ
예 イェ
애と에、얘と예の発音の違いは気にせず同じだと考えていいです。

同じならなんで二つ文字があるの?

元々は違う音だったんだ。今では一般にはほぼ区別せず発音されるよ。ただアナウンサーとか言語関係の仕事をする人で正確に区別して教わる人もいるみたい。だから語学学校で韓国語を習った外国人とかが区別できるケースもあるよ。
合成母音②:その他
「エ」系以外の合成母音は7つあります。
와(ㅗ+ㅏ)ワ
왜(ㅗ+ㅐ)ウェ
외(ㅗ+ㅣ)ウェ
의(ㅡ+ㅣ)ウィ・イ・エ
워(ㅜ+ㅓ)ウォ
웨(ㅜ+ㅔ)ウェ
위(ㅜ+ㅣ)ウィ
この中の워(ウォ)、웨(ウェ)、위(ウィ)、의(ウィ)は母音を左からそのまま読んでいけばいいです。
そして와(ワ)、왜(ウェ)は左の母音の口で右の母音を発音すると、その音になります。
・와:오の形で아を発音すると「ワ」になる
・왜:오の形で애を発音すると「ウェ」になる

確かにそうだね!
じゃあ残りの외は?
외は「오+이」で覚えようとするよりも、「외=ウェ」で覚えちゃった方が楽だと思います。
의の発音は3つ
まず의の「ウィ」は他の「ウィ」とは違って、「으と이の間の音」になります。
의単体の読み方は「ウィ(으+이)」でそのままですが、単語の中では「ウィ・イ・エ」と3種類の読み方になります。

同じ字で単語によって3種類も読み方が変わるの!?覚えるの大変だ〜〜

そんなに身構えなくていいよ!
의
①語頭に来る時は「ウィ(으と이の間)」
②語中・語尾に来る時や子音で始まる時は「イ(이)」
③助詞「의(〜の)」は「エ(에)」

의から始めるときは「ウィ」でそうじゃないときは「イ」、助詞の의は「エ」だね!…でも②の「子音で始まる時」ってどういうこと?
子音で始まる時の例はこちらです。
・흰색:白色(発音は힌색)

「의〜」みたいに「ㅇ」から始まらないってことね!
【語中に来る의(イ)】
・회의:会議(発音は훼이)
【助詞の의(エ)】
・사랑의 불시착(愛の不時着)
・태양의 후예(太陽の末裔)
単語で覚えよう
合成母音も単語で覚えましょう!

絵と一緒に覚えましょう。
・예(はい)は네(はい)よりも丁寧な言い方です。
・얘기は이야기を略した言葉で、日常でよく使われます。
できれば、日本語を使わずに絵とハングルだけで覚えるのがおすすめです👍

5分くらい集中して覚えて、下の絵だけを見てハングルで書けるかテストしましょう!

韓国語がパッと出てこなかった単語はもう一度意味を確認して覚えましょう。
寝る前、次の日、3日後、1週間後など定期的に思い出すのも大事です👍
次はパッチムを覚えよう
お疲れさまでした!
次はパッチムを覚えましょう。
