似た場面で使われる3つの単語。
何が違うのかと、どう使い分けるのかを説明します。
근처の意味
근처 基準点から近いところ
【근처のイメージ】
근처は「近所」の漢字語ですが、日本語の「近所」とは少し違います。
日本語の「近所」は「家から近いところ」という意味で使われますが、
근처は「基準点から近いところ」を指します。
つまり、「近ければ全て근처」です。
なので、日本語の「近所」と違って、部屋の中でも指定したものから近いところは全て「근처」と言えます。
동네の意味
동네 家が集まっているところ(→町・村くらいの範囲)
【동네のイメージ】
동は漢字で書くと「洞」となり、「町」のような土地の区画です。
ソウルにある有名な「명동(明洞、ミョンドン)」や「인사동(仁寺洞、インサドン)」も「洞」の一つです。
地図で定められた正式な「동(洞)」を示すときも、そうではなくて大まかに「ここ一帯」と指すときも、どちらも「동네」と言えます。
동내の意味
동내 町じゅう。【洞内】の漢字語。
【동내のイメージ】
동내は、「동네の中」という意味です。
しかし、最近は동내はほぼ使われず、「町じゅう」という時も동네と表記することが多いそうです。
なので、근처と동네だけ覚えれば良いと思います。
例文
이 근처에 지갑 두고 나갔는데…
ここら辺に財布を置いて出たんだけど…
→동네に言い換えできません(동네は家々の集まりなので)。
이 동네에는 카페가 없어요.
①「この辺りにはカフェがないです。」
→이 근처(この近く)と言ってもほぼ同じです。
②「この町にはカフェがないです。」
→実際の「洞」を指すときは言い換えできません。