【使い分け】-(이)라도と-(이)나の違い

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「〇〇でも〜」という文のとき、「-(이)라도」と「-(이)나」の2つがよく使われます。
訳は同じ「〜でも」でも、意味は違います!
例文を何個か紹介しながら説明します。

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意味

まず意味から確認しましょう。

-(이)라도
最善ではないが、その中で良いものを選択するときに使う。

-(이)나
気に入らなかったり、最低限の許容範囲のものを選択するときに使う。→ネガティブな感情が伝わってくる。
・良いと思っているものを、まるで気に入っていないかのように表現するときにも使う。

-(이)나からは“嫌々選んでいる”感じが伝わるね!

Hana
Hana

その通り!

例文で比較しながら理解しよう

意味だけわかっても、実際の使い方をみないとピンとこないと思います。
例文を比較しながら、その違いを理解していきましょう。


例文で比較①「音楽でも聴きますか?」
・음악이라도 들을까요?
・음악이나 들을까요?

この2つはどんな違いがあるでしょうか。

(이)라도は「ベストじゃないけどその中で良いものを選ぶ」、(이)나は「嫌々選ぶ」感じだから…

そうです。その基本の意味をおさえれば、違いがわかってきます。

「음악이라도 들을까요?」は、「音楽を聴くことがベストじゃないけど、でも聴かないより聴く方が良いから聴きましょうか?」という意味です。音楽を聴きたい訳ではないけど、嫌々でもなく、今できることとして一番マシな・良いものと思って提案する感じです。

「음악이나 들을까요?」は、「音楽なんか大して聴きたくないけど、他にやることもないし、しょうがないから聴きましょうか?」という意味です。音楽を聴くことを嫌々選ぶところがポイントです。

でも、たしか(이)나の意味には、「良いと思っていることを、気に入らないかのように選ぶ表現」というものもあるよね。

そうです。実際「-(이)나 ~ㄹ까요?(〇〇でもしましょうか?)」という言い方は、こっちの使い方の方が多いです。

なので、「음악이나 들을까요?」のもう一つの用法は「音楽を聴こうと提案したいけど、さりげなく提案したくて、音楽でも聴きましょうか?と聞いている」というものです。そして、こちらの使い方の方が日常生活では多いです。

でもそもそも、「良いと思っているのに気に入らないかのように選ぶ」ってどういうこと?

Hana
Hana

日本語で「音楽でも聴きましょうか?」を使う場面を考えてみよう。このフレーズを使うときって、嫌々提案するというより、音楽を聴くのが良いと思ってさりげなく提案するときの方が多いと思うんだ。コミュニケーションの中で、「さあ、音楽を聴きましょう!」といきなり直接的に提案するより、「音楽でも聴きましょうか?」とちょっと遠回しにさりげなく提案する方が自然じゃない?

なるほどね。確かに場面を考えるとわかりやすいかも。

まとめるとこんな感じです。
・음악이라도 들을까요?
→「別に今すごく音楽を聴きたい!という訳じゃないけど、聴かないより聴いた方が良さそうだから聴きましょうか?」
・음악이나 들을까요?
→「音楽聴きたくはないけど、他にやることもないししょうがないから聴きましょうか。」(イヤイヤ感)
→「いま音楽を聴くと良いかな〜と思うんですけど、どうでしょうか?」(音楽を聴きたいけどさりげなく提案する感。こっちの方で使うことが多い)

なるほど、確かに違いがあるね!


例文で比較② :呼びたい人が席を外していて、「あんたでも(良いから)来て!」とBに言うとき。

・너라도 와 줘.
・너 와 줘.

さあ、この2つはどんな違いがあるでしょうか?

너라도〜は「あんた」がベストな人じゃないけど、呼ぶ方が良いと思って選ぶ感じ。너나〜は嫌々「あんた」を選ぶ感じかな?

Hana
Hana

その通り!

まず、「너라도 와 줘.」は、「呼びたかった人がいなかったけど、Bがいた!Bが来てくれたら来ないよりも良い」という意味が込められています。ベストは呼ぼうとしていた人が来てくれることですが、Bしかいなかった場合はBが来ないよりも来た方が良いと判断して、「あんたでも(来ないより来る方が良いから)来て。」と言っている感じです。「最適でないがその中で良いものを選ぶ=-(이)라도」なので。

次に、「너나 와 줘.」は、「呼びたかった人がいない、あ〜、Bしかいない。え〜、嫌だけどしょうがないなあ、B、あんたで良いから来てよ。」というニュアンスです。「-(이)나」には嫌々選ぶニュアンスが入っているので、言われた相手は気分を悪くするでしょう。避けるべき失礼な言い方です。

まとめるとこんな感じです。
⭕️너라도 와 줘.
→「呼びたかった人はいないけど、Bが来てくれるなら来ないより良いから来て。」(普通に使える)
❌너나 와 줘.
→「呼びたかった人いないの?え〜、Bしかいないの?え〜嫌だけどしょうがないないなあ、B来て。」(失礼なので避けるべき)

これは使い分けできてないと危険だね!「-(이)나=嫌々選ぶ」をおさえるのが大事だね!


例文で比較③:ファンに「遠くからでも応援してくださりありがとうございます」と言うとき

・멀리서라도 응원해 주셔서 감사합니다.
・멀리서 응원해 주셔서 감사합니다.

この2つはどう違うでしょうか?

「-(이)나=イヤイヤ感・気に入ってない感」ってことは、遠くから応援してくれるファンに対して「멀리서나」って言ったらダメなんじゃ、、

そうです。-(이)나の方から説明すると、멀리서나 응원해 주셔서 감사합니다.」というのは「近くじゃなくて遠くからでも応援してくれてありがとうございます。“遠くから”笑」みたいに、皮肉るニュアンスです。ネガティブなイメージを含み、言われた相手もそのイメージを共有します。なので、問題になりうる危険な言い方です。

反対に멀리서라도 응원해 주셔서 감사합니다.」「たとえ近くから応援でなく遠いところからでも応援してくださるのはありがたいです。」という意味です。
遠いところにいるファンに伝えるときに普通に使えます。

まとめると、
⭕️멀리서라도 응원해 주셔서 감사합니다.
→「たとえ近くからでなくとも、遠くからでも応援していただけてありがたいです。」
❌멀리서 응원해 주셔서 감사합니다.
→「遠いところでも応援してくださりありがとうございます。(笑)」(皮肉を言う感じで失礼。)


例文で比較④:雪合戦で雪を投げながら「これでもくらえ!」と言うとき。

・이거라도 먹어라!
・이거나 먹어라!
どう違うでしょうか。

相手に「これでもくらえ!」だから、今までの例とちょっと状況が違うような、、

そうです。上の2つの例は-(이)나を使うと失礼になりますが、今回は-(이)나が適切なパターンです。

結論から言うと、
⭕️ 이거나 먹어라!
❌ 이거라도 먹어라!
となります。

もし、雪を投げつけながら「이거라도 먹어라!」と言うと、「雪は当たらないより当たる方がいいよね?だから当ててあげるね。」みたいなニュアンスです。「くらえ!」と投げつけるときに、なぜか相手のことを気遣って投げる感じになります。不自然です。

当たると嫌であろうものを投げつけているわけなので、「이거나 먹어라!」が適切になります。


例文で比較⑤:自分の服を相手にかけてあげながら、「これでもかけてください」と言うとき。

・이거라도 걸치세요.
・이거나 걸치세요.

この2つのどちらかが適切で、どちらかが不自然です。

どっちかな?

正解は、
⭕️ 이거라도 걸치세요.
❌ 이거나 걸치세요.
となります。

「私の服がベストではないと思いますが、これでもないよりはマシだと思うので使ってください。」と言う意味なので、「이거라도 걸치세요.」が適切です。

「이거나 걸치세요.」だと、이거(=自分の服)を嫌がっている感じです。なので、汚れた服とか自分も着れないようなひどい服を「이거나」と言うのは自然ですが、相手にかけてあげる場面で「이거나」は不自然です。
「どうぞ、こんな汚い服をぜひかけてください」みたいな不自然さです。

例文④と⑤がちょうど対みたいで、比較してみるとわかりやすいかも!

まとめ

-(이)라도
ベストではないが、その中でも良いものを選ぶ

-(이)나
気に入らないものを嫌々選ぶ

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