
「強い」というとき강하다と세다の2つをよく聞くけど、どう違うの?

同じときと、違うときがあるよ!
全く同じ単語ではありません。
説明していきます!
강하다の意味・ニュアンス
강하다 強하다
①力が強い(≒세다)
②物理的・精神的に強い
강하다は「たくましい」というイメージです。
세다の意味・ニュアンス
세다
※発音は【쎄다】が一般的
①力が強い(≒강하다)
②他のものに(よくない)影響を与える
③程度が強い
세다は「きつい」というイメージです。
「力が強い」ときの違い
力が強いときは강하다も세다も使えます。
ただ、日常では세다をよく使います。

なんで?

大きく2つの理由があるよ!
【理由①:강하다は漢字語だから】
세다より강하다の方がニュアンスが堅いです。
강하다は漢字語(漢字の言葉をハングル読みしている単語)です。
日常会話では韓国固有の固有語がよく使われ、漢字語は公式の文書など堅い文章で使われます。
なので、日常で友達との会話などでは세다をよく使います。
【理由②:세다の方が短いから】
単純に、日常では短く言える方が好まれます。
강하다より세다の方が短く言えるので、日常では세다をよく使います。

例えば、
「強く押して下さい」という説明文では、「강하게 미세요.」と書かれることが多いです。
これに対して、日常で「強く押して」という場合は、「세게 밀어.」と言うことが多いです。
例文で比較しよう

강한 엄마
…どんな困難にも立ち向かう、人として強いイメージ。
센 엄마
…家族に対して当たりが強い、性格がきついイメージ。
강하다はたくましいイメージ、세다はきついイメージです。
上のイラストのような違いがあります。
例文で慣れよう

진짜 힘이 세다.
(マジで力が強いなあ。)
★강하다と言ってもいいが、세다の方をよく使う。
★発音は「쎄다」と言うのが一般的。
【解説】
진짜:マジで、本当に 힘:力 이/가:〜が 세다:強い
まとめ
・강하다はたくましい、세다はきついイメージ。
・「力が強い」についてはどちらも使うが、강하다の方がニュアンスが堅く、日常では세다の方をよく使う。