【勉強法】正しい韓国語で作文する方法

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「韓国語をチェックしてくれる人がいないから、自分の韓国語が合ってるのかわからない」
という悩みをよくいただきます。

でもぶっちゃけ、話せるようになるのに添削は必要じゃないです。
私も韓国人の友達はいますが、彼らから添削を受けたことはほとんどありません。

添削よりも大事なのは、「正しい方法で作文しているか」です。
その方法をまとめてみました!

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韓国語を話すのに添削は必要じゃない

私は「会話力とは作文力」だと常々言っています。
文を作る力がないと、会話はできません。

でも作文しても、自分の作った文が合ってるのか分からないよ…

こう思う方が多いと思います。
私もそう言われるたびに「そうだよな🤔こればっかりはな…」と思っていましたが、そういえば私、話せるようになるまでに韓国語の添削を受けたことがありません。
韓国人の友達はいますが、添削・文章チェックは受けたことがないよな〜と思い出しました。

韓国語を話せるようになるために、添削は必要ではありません!
(もちろん添削は良い勉強法だと思うので、受けられるのであれば全然やりましょう)

上でもお話ししたように、大事なのは正しい方法で作文することです。
具体的な方法を紹介します!

正しく作文する5つのポイント

正しい韓国語で作文するステップは5つです。

①作文するときはネイティブの韓国語を参考にする
②韓国語を調べるときは翻訳機は使わない
シンプルな日本語に変えてから翻訳する
④ネイティブも使う表現か韓国語で検索してみる
⑤ネイティブに直接確認する

①ネイティブの韓国語を参考に作文する

多くの人が誤解していますが
「自分の言いたい日本語を韓国語で表現する」ことが作文ではありません。

韓国語の作文とは、「ネイティブの表現を手本にして内容を自分の話にアレンジする」ことです。

「日本語→韓国語」で作文するのは、初心者ではなく中級以降の学習者がすることです。ある程度韓国語の表現方法(=ネイティブの言い方)が身につき、それを自分で真似できるようになった段階で、初めて思いついた日本語を韓国語にうまく対応させて表現することができます。

韓国語に慣れていない人が「日本語→韓国語で作文すると自然な表現にならない…」のは当たり前です(まあ、日韓は語順が同じで似ている表現も多いので、作文できてしまうことも多いですが)。

ネイティブを手本にする具体的な方法はこちらです。

ネイティブの表現を手本にする方法

【使いたい表現に出会った場合】
ドラマやバラエティで使いたいフレーズが出てきたら、前後のやりとりごと覚える
→自分がより使いやすいように主語などを自分用にアレンジする
→何回も声に出してやりとりごと練習する
→使える場面が来たら、実践する

【韓国語で作文したいテーマがある場合】
YouTubeやWEVERSE辞書で知りたいテーマを韓国語で検索する
→そのテーマについて話してそうな動画を見てみる
→参考にしながら自分用にアレンジする
→覚えて声に出して練習する
→使える場面が来たら、実践する

この「インプット→アレンジ→練習→実践」が一連の流れです。

例えば旅先のフレーズを知りたいときは、「韓国有名人の旅行動画」を探してみましょう。

これはルセラフィムの東京観光動画です。日韓字幕完備です👍

自分の考えや性格について説明したいときは、こんな動画も参考になります。

バンタンのメンバーがMBTIについて話しながら、「自分はこういうタイプだ」と説明している動画です。

インタビュー番組から表現を学ぶのもおすすめです。

芸能人だけでなく、韓国ユーチューバーの動画も合わせれば日韓字幕がついている動画はたくさんあります。
そこでの韓国人たちの表現をまず参考にすることから始めましょう。

②韓国語を調べるときは、翻訳機ではなくサイトを見よう

作文をしていて
「〇〇って韓国語でなんだろう」と調べるときが当然ありますよね。

そのときに翻訳機を使うのはやめましょう。
翻訳機は「今の韓国語なんて言ってたか知りたい」というときに使うものです。

作文の勉強として自然な表現を教えてくれるものではありません。
(最近は自然な表現になるように向上していますが、勉強ツールとして使うべきではないと思います)

使うべきなのは、韓国・韓国語勉強関連のサイトやブログです。

例えば「楽しい 韓国語で」と検索すると、韓国在住の日本人のブログがヒットしたりします。
そこで、「オッパに聞いたら、こういうときは〇〇って言って、こういうときは〜〜って言うのが自然らしい」という内容が書かれていたりします。
これがまさしく「単語の使い方」です。
翻訳機では実際にどんな場面でどのように使われるのか判断できません。
ブログや学習サイトではそこまで教えてくれるものも多いので、ぜひ活用しましょう。

③シンプルな日本語に変えてから翻訳する

もう1つは「日本語→韓国語」で作文するときに注意することです。

あれ、さっきは「ネイティブの韓国語を参考に」って言ってなかった?

基本はそうですが、100%ネイティブの表現を下地にして文を作ろうとすると、たったワンフレーズのために動画をたくさん漁って、結局求める表現が見つからずに進めない…みたいなことになりかねません。

そういうちょっとした部分では、「自分が言いたい日本語→韓国語に変換」して作文するのも有効です。

ただ、そこで自然な韓国語で作文するにはコツがあります

それは、「言いたい日本語の表現をいったんシンプルなものに変えてみる」と言うことです。
これは英語や中国語など他の言語においても共通して大事なことです。

以前、韓国語添削のプロジェクトに関わったことがあります。
そのときに学習者から提出された文章が、韓国語以前に日本語がすでに不正確だったり読みにくかったりして、添削に苦労しました。

「何が言いたいのか」がそもそもあやふやな文章は、韓国語に変換しても自然になることはありません。

さらに、表現・言い回しというのはその国の文化や習慣によって形成されたものが多いので、そのまま翻訳しようとするとしっくりこないことがよくあります。
しかし、シンプルな表現(例:お腹すいた、〜するのが良い)はどの国にも存在します。

したがって、言いたい日本語がもっとシンプルな日本語に言い換えられないか考えてみましょう。 
シンプルな表現だと、大抵は楽に翻訳できますし、そのまま直訳しても自然な表現なことが多いです。

④自然な表現か確認する方法

①、②の方法で作文すれば、その段階で間違った表現を使っているリスクが減らせます。

さらに、自分が作った韓国語が自然か自分で確認する方法をご紹介します。
それは、「ネイティブがその表現を使っているか検索する」というものです。


【方法1】Weverse辞書で検索する
無料韓国語辞書アプリ「NAVER辞書」の中に「Weverse辞書」という機能があります。VLIVEでのアイドルの発言が辞書のように検索できる素晴らしい機能です。
そこで検索して何件かヒットしたら、実際に使われていると確認することができます。

メリット:すぐ動画に飛んで確認できるので、発音や前後のやりとりもわかる。
デメリット:韓国語が一致していないと検索でヒットしづらく、見つけにくい。そしてヒットしない=使わない表現ではない。


【方法2】Twitterで検索する
韓国でTwitterはSNSの中で人気のないツールですが、使っている人も一定数はいます。韓国語で検索して、たくさんヒットすればするほど一般的に使われる表現だとわかります。

メリット:完全一致でなくてもヒットする。VLIVEよりデータが多い。
デメリット:外国人が翻訳機を使ってツイートしている場合もあり、韓国語ネイティブのツイートかどうか判断するのが難しい。


【方法3】NAVERで検索する
韓国の大手検索サイトを使う方法です。韓国人のブログやウェブ記事など韓国人の文章から検索したい場合はNAVERがおすすめです。

メリット:韓国人の文章の中から見つけられるので、間違いが少ない
デメリット(?):普通の韓国人ブログを参考にするのは初級者にはしんどい。


【方法4】Hello Talkなど言語交換アプリでネイティブに聞く
Hello TalkやHiNativeなどの無料アプリを使いましょう。
アプリを使えば無料でネイティブとコミュニケーションが取れます。ただし、これらのコミュニティで正確な解答をするのはネイティブでも難しいので、国語力・回答力に優れたネイティブに運よく当たればラッキー、というくらいです。
私たちも日本語の質問を受けて即座に正確に答えられるか、といえば難しいですよね。
なので、質問をシンプルな形に工夫したり、同じ質問を何回かアップしていろんな人から回答を得たりして、精度を高めると良いと思います。

メリット:ネイティブに確認してもらえる
デメリット:意外と不正確な回答が多い。しかしネイティブからの回答なので正しいと信じてしまいがち。

⑤ネイティブに直接聞く

自然な表現か確認したいなら、結局これが最も確実な方法です。
ただ、①、②がちゃんとできていれば、ネイティブに聞けない人も一定のクオリティで作文することができます。

まとめ

・作文の前提は、
「日→韓ではなく、ネイティブの表現を手本にそこからアレンジ」
「シンプルな日本語にしてから韓国語を考える」
ということ。

・自然な表現か確認する方法は、
「検索してたくさんのネイティブが使っている表現か確認する」
「ネイティブに直接聞く」
というものがある。

・添削を受けずに完璧に正しい作文をするのは難しいが、ネイティブの表現を手本にそこからアレンジすることを意識すれば、大きく間違った文章にはなりにくい。

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